皆様いつも大変お世話になっております。
出張得意な車屋さん LiaVision(リアビジョン)でございます。
ベンツA180の「メーター内のシートベルトの警告灯がついてしまった」とお客様からご相談を頂きました。
ご相談頂きありがとうございます!
という事で本日はメーターに点灯したシートベルト警告灯の修理のお話しです。
それではレッツゴー(‘◇’)ゞ
もくじ
症状の確認
まずはお車の状態を確かめるべく、お客様のご自宅に訪問させて頂きました。
お客様のご自宅はクリスマスのイルミネーションがとてもキレイで思わずうっとり♪♪
黄色とか赤とかとか色とりどり緑でキレイだたよ!
キレイだたよ!じゃなくて早く仕事しましょうねー
はい。では症状を確認をしてみましょう。
運転席のメーターの部分に「助手席シートベルト異常」との警告が出ています。
このお車はシートベルトを装着するとギュッと締め付けてくれる、ロードリミッター付プリテンショナーシートベルトと言われる機構を採用させた
タイプなんですが、シートベルト装着してもうんともすんともいいませんね。
不具合
こちらのシードベルトの部分が故障してしまうとセーフティーモードに移行してしまい、事故の時に助手席側のエアバックが出なくなってしまったり、衝突の直前にシートベルトが巻き取られなかったりといった重要な不具合が発生してしてしまいますので早急に修理した方がよさそうです。
命に代えられるものは何もないのですからね。
故障個所の特定
故障個所を特定する為に診断機やテスターを使って確認してみます。
診断機は車両と繋げれば故障個所がすぐにわかるのでとても便利です。
シートベルトスイッチ断線とのエラーメッセージを拾いました。
念の為、バッテリーのマイナス端子を外し、バックルから出ているコネクター部分にテスト棒を当てて抵抗を測定してみます。
運転席側とは違って助手席側はO/L(オーバーレンジ)と表示が出ているので断線で間違いないようです。
部品の手配
故障個所が特定できたので部品手配に進みます。
シートベルトバックルの中のセンサーが断線しているのでセンサー単品での交換が必要になります。
ん?納期2年以上??マジっすかーーーーー(ノД`)・゜・。
例の半導体不足の影響かな!?
シートベルトバックルASSYだと「メーカー在庫有」となっていたので2日以内に手配できそうですねぇ。
お客様に相談しましたところシートベルトバックルASSYでの交換でOKとの事なのでさっそく部品を手配します。
バックルASSY交換
バッテリーの-端子を抜く
ビリビリっときちゃうからね!へたすると骨見えちゃうからね!!
基本的に電装系の物を作業する場合はバッテリーのマイナス端子を抜いてショートを防ぎます。
※車両によってはマイナス端子を外す前にバックアップ電源供給をする事をおススメします。
助手席側シート外し
今回故障していた助手席側のシートベルトバックルはセンターコンソールが邪魔で根本のボルトが外せないので助手席側のシートを止めている4本のボルトを外してシートをフリーにします。
外して社外に取り出しても良いのですが、手間と工数がかかってしまう為、シートを傾けた状態でアプローチしていきます。
配線取り外し
シートベルトバックルにアクセスしている配線を外します。
助手席下に配線ごとクリップ付けしてあるので精密ドライバーなどを使って外していきます。
さすが高級車です。しっかりくっ付いていて外すのが一苦労ですね。
その後シートベルトバックルのコネクターを取り外し、本体を止めているトルクスボルトを緩めて新品に交換します。
動作確認
バックルASSYを新品にしたら正常に作動しているか動作確認をします。
先程分解した箇所を元に戻してバッテリーを繋いで助手席側のシートベルトをしたところ、ギュッと締め付けていたので動いているようです。
後は車両側にコンピューターを繋いでセーフティーモードを解除(リセット)して作業の方は完了です。
まとめ
最近のお車は電装部品が多く各ユニット毎に常に通信を行ってる為、故障個所が発見しやすくなりました。
そのうち各家庭で車用の診断機が常備されAIにより故障する日を予想しながら自動復旧・・・・というような日がくるのかも知れませんね!
自分らいらないや~ん!!