いつも大変お世話になっております!
出張得意な車屋さん
Liavision(リアビジョン)でございます。
先日、お客様より「オーバーヒート気味で、ファンモーターが回ってない!」との事で修理の依頼をいただきました。
どうもありがとうございます!!
お車は「日産 フェアレディZ Z33」の型です(__)
さっそく現車を確認してみましたー♪
もくじ
現車確認
お客様からご依頼を頂いた際、お客様自信で故障箇所を特定されたとの事でとても関心いたしました!!
やはりオーナー様は異変にすぐ気づくのですね♪♪
私達も故障箇所を特定する時間が省かれるので助かりました( ;∀;)
実際に現車を確認してみたところ、お客様の仰る通りラジエーターファンモーターが2個ある内の1個が動作してませんでした。
これでわかりやすくなるかな??
↓↓↓
故障探求
車内エアコンを最低温度で設定し稼働させるとコンデンサーを冷やすため、ファンモーターが2つともMAXで駆動するはずです。
車両からの電気はしっかりきてますのでファンモーター単体側の故障で間違いないでしょう!!
故障しているファンモーターは1個というお話しなのですが、残りの1個も同じように壊れてしまう可能性がある為、
お客様に説明し、2個同時に交換する事にしましたよ~( `ー´)ノ
なぜか1個交換するともう片方もすぐ壊れるんだよなぁ~
あるあるだよね!!
取り外し
電装系の部品を脱着するのでバッテリーのマイナス端子を外してから作業した方が安全です。
・バッテリーマイナス端子を外す
・エアクリーナーBOをX取り外す
・LLCをドレンより抜く
(アッパーホースを取り外す時にLLCが出てきてしまうのを予防する為、全て抜かなくても良い)
・ラジエーターアッパーホースを取り外す
・ファンモーターに繋がっているコネクターや配線類を取り外す
・ファンを取り出す時に邪魔になるA/Cの配管を少しズラす
・ラジエーターのスクリューボルトを外し、ファンモーターがついてるユニットを外す
以上の工程を経て車両よりファンモーターユニット取り外す事ができました♪
次にユニットについているファンモーターを外します。
・コネクターを取り外す
・ファンモーター中心のナットを外してファン(プロペラみたいなの)を取り外す。
※誤組防止の為、位置関係がわかるようにしておく事が大事です!ファンを左右逆に組んでしまうとカバーに当たってしまって回りません。
・モーターを固定しているボルト3本を取り外す。
原因特定
この型(Z33)のフェアレディZはファンモーターが2つついているタイプでして、車両の状態に応じて回転数を変えて水温などを制御しているようです。
仮に2つのファンモーターのうち1個はA、もう片方Bと名付けたとして単体点検の為、ファンモーター単体に電気を流してみます。
Aの方は一瞬ピクリと動くのですが、回りません。Bの方はカラカラと音を立てながら回っています。
つまり、Aは完全故障、Bは壊れかけってとこでしょうかね。
このように、現象確認の段階ではわかりにくいが、”分解したら壊れていた部品が追加であった”というケースはそう珍しい事ではありません。
整備をする上で避けては通れない事なので念の為全てを交換する前提でお見積りをとる事が重要なのです!!
最初から二つ交換のお見積りで説明しててよかったね♪
修理
原因がわかってしまえばあとは部品を交換するのみです!
今回は純正部品を使用すると1個2万強ぐらいのお値段してしまうのでお客様と相談し、
メーカー保証がついているタイプの社外品のファンモーターを採用する事にしました。
動作確認
届いた部品に電気を流してみると正常に回っています!(あたりまえだけど・・・)
バラシた時と逆の手順で装着し、A/Cポンプ真空引きの後、エアコンガス注入。
LLCも注入しながらエンジンをかけ、LLCのエア抜き作業も同時進行で作業をします
エアコン最低温度に設定して起動させると勢いよくファンが回り出しましたので、とりあえずモーターの駆動はOK♪
あとはLLCのエアが抜けきるのを待ってオーバーヒートの修理は完了となります(‘◇’)ゞ
うん。全てにおいて写真が微妙だね・・・・
写真の事も勉強しないとね!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
車を運転していると見落としがちな水温計ですが、オーバーヒート防止の為にも小まめにチェックする事が大事なんだと感じました。
出先で止まってしまった!なんて最悪な事態は避けたいものですね((+_+))
お客様の要望で車内の水漏れも修理する事になりました♪
ありがとうございます!
詳しい修理内容はまた次回にしたいと思いますので乞うご期待頂ければ幸いでございます(‘ω’)
今回も最後まで読んで頂きどうもありがとうございました(*ノωノ)