BLOG

日産ノート E11 メーター点かない 修理

日産ノート E11 メーター点かない 修理

いつも大変お世話になっております!
出張得意な車屋さん
Liavision(リアビジョン)でございます。

お客様より車のメーターがなんか暗い・・・というご相談を受けたので修理をさせて頂きました♪

修理や作業の事例を載せる事で、同じような症状で悩んでる皆様のお悩み解決のきっかけに少しでも貢献できればなぁと考えておりますよーー!(^^)!
是非とも最後までよんでいただければ嬉しいです!

お車は「日産ノート E11」の型です。

さっそく現車確認していきたいと思います!

現社確認

E11 メーター

画像で見ると少々わかりずらいのですが全ての表示計が暗い訳ではなく、エンジンの回転数を表示しているメーター部分が明らかに暗い状態ですねぇ。。。
分解図で確認してみると、こちらのメーターは豆電球ではなくLEDタイプとなりますので手軽に電球交換ができません。
そして日産の純正部品設定はメーターASSYのみとなりLED単体での販売はされてないようです。

故障探求

メーターのバックライトが光らない原因として大まかに考えて
・LEDを光らせる為の電気がきていない
・LED自体が寿命を迎えて光ってないor光が弱い
・光っているが物理的に光を遮断してしまっている

の3通りだと思います。

メーター内の大半の部分は光っているのでメーターの元電源がきていないという事は考えにくいです。

いずれにせよ、部品が付いた状態でははっきりとした原因がわからないのでメーター単体での点検が必要になります。

取り外し

電装系の部品を脱着するのでバッテリーのマイナス端子を外してから作業した方が安全です。

・バッテリーマイナス端子を外す
・ハンドルカバーを取り出し易くする為にハンドルの位置を一番下にする
・ハンドル廻りのビスを取り外してハンドルカバーを抜き取る
・メーターを固定しているボルトを外して、メーターを浮かし裏側のコネクターを抜き取る
・メーターを取り外す
※メーターを取り出す時は知恵の輪状態になる為、様々な角度にして取り出しました!!

以上の工程を経てメーターを車両より取り外す事ができました♪

分解

詳しい点検の為、メーターASSYを分解して基板をむき出しにします。

・クリアカバーを取り外す(爪で固定されている)

メーター クリアカバー取り外し

・メーターの針の位置がわかるようにテープ等々でマーキングする。
※復旧時、後から調整は可能ですが初期位置が分かった方が断然早いので針の位置は必ずマーキングしましょう!!!!!

・マスキング後、メーター針を引っこ抜く(これが結構固いっす)

メーターの針 マスキング

・黒いカバーを取り外す(爪で固定されている)
だんだん基板が見えてきましたねー♪

最後にメーターのパネルをとりはずします。

この状態で車両につなぐと明らかにLEDの部分だけ暗い!!
念の為、テスター計測してLEDまで正常な電気はきてる事を確認した為、LED不良で間違いないと判断しましたぁ( `ー´)ノ♪

修理

さて、原因はLEDにとわかったもののLED単品での部品供給設定はされていない為、基本的にメーターASSYでの交換が多いかと思います(=_=)

ASSY部品だと結構な金額しちゃうので修理費が高額になってしまう事がほとんどですよね・・・・

お客様に相談したところ、ちょっとないわぁ・・・・なんかないの?修理諦めようかな・・・・との事なので奥の手の提案です!!

それは・・・・社外LEDに打ち替えです!!

お客様と相談したところOKとの事でLEDを打ち替える事にしましたぁ!!
(もちろん修理時のリスク等々のご説明もさせて頂きました)

さっそく社外品の同じ規格のLED(3528ホワイト)を注文!

LED 3528 白

LEDは基盤にハンダ付けされてる為、ハンダコテ等々で熱を加えながら不良品のLEDを取り外し、新しい部品に交換します。
また、不具合が出ているLEDだけを新品に変えてしまうとそこだけ色が違くなってしまう恐れがある為、同タイプのLEDは全て打ち替えた方がいいです!!

今回は同じ白色のタイプを採用させて頂きましたが、色を変更する事も可能なのでメーターの色を変えたいとった要望も承っておりますのでお気軽にご連絡ください(@^^)/~~~

予想以上に狭い箇所だったので手がプルプル震えてしまって作業が難航してしまいましたが、なんとか!!交換完了しましたよ!!!

プルプルしてても終わった後の達成感はやみつきになるのだ!!

動作確認

分解したメーターとハンドルカバーを元に戻して動作確認をします。
エンジンの回転数や速度を示すメーターの針はどこの位置でもついてしまうのでしっかりと0の位置に合わせる事が重要です。
電源を入れたら0の位置からズレていたら微調整をして必ず位置を合わせておきましょう!
写真が微妙なんですがちゃんと同じ光度、同じ色で光ってます!よかったーーー!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
本来であればどうしても高額になってしまうメーターASSY交換となる修理内容でしたが、不具合の場所だけを修理して
費用を3分の1程度に抑える事ができ、お客様にもとても満足して頂き嬉しい限りです。
電装部品の為、とてもデリケートかつ難易度が少々高めなのでDIYとしてはあまりおススメできませんが
ハンダ小手とドライバー等々の一般的な工具があれば作業可能なので挑戦してみるのもいいかもしれませんね(^^♪

最後まで読んで頂きどうもありがとうございました(*ノωノ)