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T31エクストレイルエアコン修理

T31エクストレイルエアコン修理

いつも大変お世話になっております!
出張得意な車屋さん
Liavision(リアビジョン)でございます。

夏もすごい勢いで盛り上がりを見せてますが、皆さん熱中症!注意してくださいねー((+_+))

仕事の時間、プライベートな時間色々とあると思いますが小まめに休憩して水分補給しましょう♪

本日はエアコンが効かなくなってしまったという車両の修理を致しました!
ありがとうございます!!

現車確認

車両の方は日産のエクストレイルT31の型式になります。
気付いたらエアコンが効かなくなってしまったという事でさっそく現車を見せて頂きました。
こんなに暑いのにエアコンが効かないなんて地獄です・・・・ORZ

エアコンガスの圧力を測るゲージで確認しましたが低圧側、高圧側同じような圧力となっていますので、うまく高圧、低圧を作れていない状況という事になります。


通常、A/Cコンプレッサーでエアコンガスを高温高圧にしてエキスパンションバルブで低温低圧にします。
この低温低圧時のエアコンガスが作り出す「気化熱」という特性を利用して冷たい空気を出しているのですが、
エアコンガスを高圧にしないと低圧にする事ができないのでA/Cコンプレッサー故障が疑われます。

実際、目視で確認したところコンプレッサーのマグネットクラッチが作動していませんでした。
つまり、コンプレッサー内でエアコンガスを圧縮できないという事になります。

次にマグネットクラッチがなぜ作動していないかを確認します。
車両側からの電気はしっかりと来ているようなので、AC/コンプレッサー側に問題があるとみて間違いないでしょう!


車両から取り外したA/Cコンプレッサーのマグネットクラッチ部の抵抗を測定するとO.Lと出たので断線しているようです。

OL断線

新品A/Cコンプレッサーのマグネットクラッチの抵抗はこんぐらい

新品コンプレッサー抵抗3Ω

修理

こちらのA/Cコンプレッサーはマグネットクラッチ部の修理が可能な部品となっていますが、
これから長く愛車にお乗りになるという事でコンプレッサーASSYの交換となりました。
配管に圧力をかけて点検したところ、低圧側に圧力が少々高い為エキスパンションバルブも目詰まり気味と判断し、
予防整備としてエキスパンションバルブとリキッドタンクも交換をさせて頂きました。

A/Cコンプレッサーは補機ベルトを外して交換
リキッドタンクはグリルを外して交換
エキスパンションバルブはエンジンルーム側のエアコン配管を外して交換しました。
エバポレーターにエキスパンションバルブが点いているタイプの車両と比べると、
エンジンルームからアプローチ出来るのでスムーズに交換作業を行う事が出来ました!
技術の進歩に感謝です!!!!
各種交換し終わった後、真空引きをしてエアコンガス注入をしました!

A/Cコンプレッサー交換
エキスパンションバルブ交換

車両についていたエキスパンションバルブとリキッドタンク

作業完了

作業が完了したので試運転です。
まずはエアコンガスの圧力が適正かチェックします。
A/CスイッチON、風量MAX、車内循環、吹き出し口フェイスに設定しエンジンの回転を2000rpmに合わせます。
この時が圧力測定の判断条件となります。うん!圧力問題なしです!!

吹き出し口の温度も18℃以下になってたので良好と言えます!
やっぱりエアコンって素晴らしいーーーーー(@^^)/~~~

お客様に納車して完了です!(*’▽’)

おわり

最後まで読んでくれてありがとうございました!
今回は急ぎという事もあってあまり良い写真が取れませんでした(ノД`)・゜・。
Liavision(リアビジョン)では誰でも気軽に自動車メンテナンスを行える環境作りに励んで参ります!
ちょっとしたお悩みや要望などでも構いませんのでどうぞお気軽にお問い合わせください♪
皆様のご来店を心よりお待ちしております(‘◇’)ゞ